私たちは、豚を繁殖から肥育、出荷まで行う一貫農場です。
木野内ファームで育てられる豚は、大ヨークシャー種とランドレース種にデュロック種を掛け合わせた、三元交配種になっており、それぞれの優れた資質を合わせもった豚になっています。
繁殖用の母豚を育てる為、豚が適正なコンディションで繁殖時期を迎えられるようにコントロールしていきます。
母豚は、太りすぎても、痩せすぎてもダメなんです。
木野内ファームでは、交配を人工授精で行っております。
毎日、1頭1頭母豚の様子を確認し、発情適期を正確に見定めて、交配をします。
妊娠が確認された母豚は、分娩までの間に体調を整えます。
豚の妊娠期間は約115日間です。出産予定日まで1カ月をきると胎児はお腹の中で急激に大きくなる為、母豚のエサの量を増やして体調管理し、出産までの準備をしていきます。
出産間近になると、母豚は分娩舎に移動します。
母豚のお腹は大きくなり、体重も30kg以上も増えます。豚は、1度の分娩で約15頭の子豚を産みます。
産まれたばかりの子豚達は、お母さんの母乳を勢いよく飲み始め、3週間後には、約5倍の大きさになり、
体重は6kgを越えます。
母豚は母乳分と自身の健康維持の為、多くのエネルギーが必要です。
そのため、栄養価の高いエサを、好きな時に食べれるようにしています。
いよいよ母豚と子豚のお別れになります。
母豚はまた次の交配の準備をするため交配舎へ移動します。
子豚達は離乳舎へ移動し、ここで約50日間飼育され
す。
生後3週間の子豚達は、母親から離れ、環境やエサなどが変わる為、ストレスがかかり体調を崩す事があるので、成長に合わせて環境設定とエサを段階的に変えています。
最初は6kgだった体重は、出る頃はなんと30kgを超えます。
そんな子豚の最初のエサは、動物性たんぱく質が多く、良く消化します。
しかし、ある程度の大きさになると腸の働きが変わり、植物性たんぱく質の方が消化がしやすくなります。
必要な温度も最初は30℃ですが、肥育舎に移動する頃には20℃とかなり大きな差があります。
ですから、発育に合わせ、エサや環境を段階的に変え、一頭一頭に目を配り子豚達のシグナルを感じ取り、体調管理を行う事が重要です。高度な飼育技術が求められるステージです。
約30kgになった子豚は、出荷を迎えるまで、肥育舎で過ごします。
ここでは、肉質に大きく影響を与える為、豚がのびのびと育つように、エサ、水、温度、湿度など豚にとって、丁度良い環境になるように整え、一頭一頭に気を配り、毎日観察しています。
当たり前のことですが、これを徹底するのが意外と大変なんです。
木野内ファームでは、豚がのびのびとストレスを感じず、飼育されているので、育ちが良いのが特徴です。
豚は、とても病気に弱い動物です。
私たちは、豚が健康に育つ為に、常に衛生管理に気を配っています。
農場の内・外の区分けをし、外部から病原体を持ち込まないよう、農場内に入る車両は消毒をし、農場内に持ち込む物品等は、燻蒸消毒を実施しています。
また、従業員はもちろんですが、外部の方でも農場に入る際はシャワーイン・シャワーアウトして頂き、病原菌を農場に持ち込まない、持ち出さない事に徹底しています。
更に、外部の方には出来るだけ農場への出入りを制限していますが、やむをえず他の畜産施設に立ち入った場合は、24時間のダウンタイムを設けてから入場してもらうように周知しています。
車両消毒
納品倉庫
シャワー室
私たちの農場では、徹底したデータ管理をしています。
独自のトレサビリティの取り組みとして、
自社開発のシステムにて、母豚や種豚は、一頭一頭、今までの交配のデータ、分娩データ、治療データ、エサの摂取量など 徹底管理され、その豚の特徴や傾向などが分かるようになっています。
子豚は、ロット事に管理され、自分の父母のデータ、摂取したエサのデータ、ワクチンのデータ、治療の履歴など全て追えるようになっております。
また、出荷の際には、一頭一頭体重を計測し、肉(枝肉)の大きさのバラつきがないよう出荷します。
出荷される豚は、一頭一頭 体重、生年月日、ロット番号、治療の履歴が記録され、ロットごとに、生産履歴が確認できる仕組みになっており、「安全・安心」を担保できるようになっています。
また、社内ミーティングも定期的に行い、生産データの分析や、飼育方法など社員みんなで話し合い、常に最善の方法はないか考え取り組んでいます。
社内会議の風景
母豚カード
掲示板(ホワイトボード)
パソコンでのデータ管理
豚の堆肥は、とても養分が高いです。
また、コンポストで発酵・乾燥しているので、においも少なく、さらさらとしております。
また、堆肥の管理も徹底しています。
ぜひ農業や家庭菜園などに使用してみてください。
ご注文は、下記にお願いします。
※ 近隣のみの配送となります。
※ 詳しくはお問合せ下さい。
電 話: 0248-53-3420